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ご挨拶

初めまして。タナカイサオ行政書士事務所、行政書士の田中勲です。 『あなたの街の法律家』って良い言葉ですよね。街の味方という感じで何か困ったことを解決してくれそうです。それまでの法律家のイメージは、高層階のカッコいいオフィスで働いている、ドラマに出てくる弁護士さんみたいなカッコいい人、とそんなものでした。行政書士の試験を受ける前には行政書士とはどんな仕事なのだろうと、その仕事についてよく調べていましたが、仕事を始めるための試験ではない勉強を始めると、それまでのイメージとは真逆で、とにかく地味で、果てしないほどの領域の広さに気が遠くなりました。

 試験でもそうでしたが、法律用語はまるで日本語のようだけれども、理解ができない謎の言葉でした。今にして思えばさまざまな法律を条文から意味を読み解く力とその世界でなんとか正解に辿り着ける、そんな力を問われていたのだと分かりました。行政書士の世界ではよく『あなたの専門は何ですか?』という話になります。私は自分の専門とする仕事を見つけるまでに少し時間がかかりました。今までの仕事が活かせる仕事はないか、自分の生活と関係のある仕事はないか、出来れば得意分野を仕事にしたい、など身の回りにあるなんでもそれに結びつけて考えてみましたが、なかなか『これ』という仕事が見つかりませんでした。

 ある時、急に30年も前の高校時代からの親友の言葉を思い出しました。『お前は自分の国をどのように思っているか?』『ナショナリズムを感じたことはあるか?』と訊かれたことです。その私の親友は在日韓国人です。それまで自分の国を何か特別に意識したことはなく、サッカー日本代表戦があれば日本代表チームを応援するという程度で、そこに理由なんてありませんでした。親友の質問に初めて、この日本の中ですらそんな当たり前に日本代表チームを応援できない、それでいて祖国も応援することを躊躇う人がいるのだと気がつくのでした。

 親友のあの質問から30年が経ちました。恥ずかしながら今でも答えはわかりません。これからの自分の仕事を通して、生涯をかけて、その答えを見つけ出すことが私の一つの役割であると、そして次の世代にその答えを繋げることが、ちっぽけな私一人に出来る社会貢献であると思うのです。

 世界には言われのない差別を受けている人がたくさんいます。戦争で自分の祖国を追われる人もいます。私の力で世界を平和に出来るなんて大それたことは思っていませんが、せめて周りの人や地域の為に、この先の人生を捧げることは悪くないと思うようになりました。急にドメスティックな話になりますが、父に「仕事の最終形は何だと思うか?」「それは社会貢献だ」と教わってきました。つまり人の役に立てということなのだと思います。人の役に立つ仕事であって、人に喜ばれる仕事は素敵ですよね。

 私は今、スタート地点にいます。そして、まるで小さな子供のように、私にはこの行政書士の仕事の世界では明るい未来と可能性しかないと信じています。これからその未来に向けて、まるで真っ白な雪の平原へ一歩を踏み入れるように、新鮮なこの気持ちを忘れず意気揚々と進んで行きます。

タナカイサオ行政書士事務所
〒121-0816 東京都足立区梅島1-29-6
TEL : 03-5888-7225
FAX : 03-5888-7226
email : tanakaisao@kba.biglobe.ne.jp

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